読書

20歳の自分に受けさせたい文章講義 古賀史健




読むべき人

文章を書く、「物書き」には一度は目を通してほしい本だ。初心者には具体的な書き方のヒントになるだろうし、初心者以上の人には再確認になるはず。

概要

文章が書けない人の多くは

「書き方がわからない」

「何を書けばいいかわからない」

「書くことが浮かばない」

と思っているのではないだろうか?

俺は何から書けばいいかわからず、ごちゃごちゃ書いているうちに「何を書いているのかわからなくなってくる」というのがお決まりのパターンだった。

しかし、筆者によると「わからないから書けない」のではなく、「書かないからわからない」だ。

「文章とは書いて理解するもので、頭の中で理解するものではない」ということ。

書くことで理解できるのは、頭の中の情報を書き出すことで改めて整理できるのでより、知識の過不足が明確になるからだ。

作中では具体的な方法論が語られている。

構成・ピックアップ

大まかな流れは、

  1. 序章、書くことの大切さ
  2. 文章をテンポよくするには
  3. 文章構成の組み方
  4. 文章の方向性について
  5. 編集の仕方

が具体例とともに書いてある。

特に印象に残ったのは、3章の「生理的に嫌いな文章を見つける」と、4章の前半部分で語られている引き算の話。

引くことによって、本当に伝えたいことが浮き彫りになり、洗練された文になるのだ。

冒頭で話した、私の文章がごちゃごちゃする理由はこれだった。

どんどん足すうちに、文章の輪郭がぼやけていた。

言葉・主張の断捨離をすることによって洗練された文になる。

「何を書くか」ではなく「何を書かないか」から思考をスタートするというのは、個人的に目からウロコだった。

本全体の感想

具体的な思考のアイデアが語られているので、「物書き」にとってかなり参考になるはず。

終始わかりやすい表現で書いてあるから、とっつきやすく腑に落ちやすい点も○。

ただ、この本自体は体系化されていないと感じた。

確証同士のつながりが見えづらかったからだ。

各トピック単位で見ると参考になるんだけど、本全体で見ると流れが悪く思えた。

この本からは構成は学べなかったけど、物書きのヒントとして・参考書として、とてもいい本だ。

書くことに「?」が浮かぶすべての人におすすめできる。買って損はない。




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